自分の本音を支援にする

我想う支援日誌
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支援内容を自然に思いついた理由わけ

「嘘」というか「自己催眠」というか、自分に最適なモチベーション動機づけについて前回書いてみると、長年ずっと疑問に思い続けブログにも書いた葬式の「そ」の字も知らない素人が、どんな葬儀支援をすべきか『17年間に渡り支援目標を自然に思いついた』理由が分かり「なるほどなぁ」とスッキリしました。

簡単に言うと「素人だったから出来た」と言えます。父親を看取ってくれた方から丸1日掛けて聞かされた父親終幕期の話しで気付かされた葬式に対する自身の本音、自身で調査確認すると『心の傷と家族愛に付け込み金儲けの道具となってる葬式実態』に怒り心頭が葬儀支援の発端でした。

そもそも「葬式とはなんぞや」から始まり、施行、香典、料理、服装、遺骨、墓、と1つひとつの項目毎に自分の中に湧いた本音と、実態や慣習は別物でしたから、少なくとも7割近い無信仰者の家族は僕の本音に近いはず、それらを評論でなく実践し続ければ納得する人達は増えると考えた。

設立当初は住職と名乗る人物、葬儀屋の人達からも相当数の誹謗中傷をされましたが、対象者である家族からは「大手に出来ない事が個人レベルで出来るはずがない」とは言われても、葬儀支援センターの目標や内容についての誹謗中傷1件も無かったのが精神的な後押しでした。

余裕の無い人達は支援が必要

ぶっちゃけ金のある人達が依頼先に困ることはありませんが、施設入所で毎月17万円掛かる人の多くは年金で賄えず家族が補填、入院治療費用も高額で終わり無き出費が続き、財布事情も家族の心もボロボロになった後で追い打ちをかけるような高額な費用の葬式となるのです。

火葬だけの葬式は葬式では無いと言われ、金は出さず口だけ出す無責任な親戚、それを逆手に取り営業する葬儀屋、更には読経して戒名を付けねば、あの世で浮かばれないと脅し30万円、50万円を要求する葬式坊主、迷惑千万な親戚を筆頭に誰も家族の生活を守ってくれる人がいません。

葬儀屋が断るとすればお金の無い人、支払いが厳しくローンを組ませる葬儀屋も珍しくありません。また最近は月々1,000円~の掛け捨てで葬式で100万円支払われる等もありますが、まずは火葬の最低限の費用を調べること、ちなみに当支援センターなら税込75,000円(68,181円+税6,819円)です。

敷居の低さで言えば地域包括支援センターですが、包括支援センターが火葬できる訳でなく、他の行政相談窓口の担当者に葬式代を出せる権限はなく、気休め程度で実践では役に立たないのが現実のようです。

自分が直接支援すれば何でもできる

当初は葬儀屋紹介業を考え100軒以上の葬儀屋経営者に話しを聞きましたが「うちは喜ばれてますよ」と井の中の蛙発想と昭和の発想をそのまま引きずった化石頭か、儲けたいだけのイベント会社しかなく、残念ながら本音で家族の生活を守ろうとする葬儀屋とは一軒も出逢えませんでした。

正直な所、死体を見たくない、死体なんて触れない、伝染する病菌のある死体かも分からず、過去の経験もあり胡散臭い葬儀屋だけは絶対したくないの思いは強かったけど、自分で設立、施行しない限り弱者を対象とする葬儀支援は絶対にできないと設立に至ったのです。

この発想は間違っていませんでした。だから支援内容は全て『対象者の希望や想い』を具現化したものですから、葬儀屋が何をしようが、いくらで設定しようが、寺が何を言おうが極論を言えば関係ない。だから葬儀屋も寺も17年経った今でも詳細は知らないし、知ることに意味は無いんです。

次回は各支援内容が、何をどう考えて生れたのか詳細と理由です。

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