金婚式は新婚旅行をなぞる旅がお勧め

我想う支援日誌
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終活より生きる目的を持て

本日の事前相談は入会と隣接市公営墓所購入5年目で建立期限が年内との事でしたが、5年前に兄弟の葬式を当方でされた方、当時墓を建てる相談を僕にされたようですが、慌てずゆっくり周囲の状況を見てからで良いと言われたそうです。

その後「脳梗塞」「心筋梗塞」と2度生死を彷徨う体験をしたようですが2年後に金婚式を迎える夫婦と分り「2年後に新婚旅行で行った宮崎も含め九州を2週間ほど掛けて旅しながら50年の歴史を振り返ってはどうかと提案した」

それまでに普通に歩けるよう朝晩2回、各40分のウォーキングも夫婦で行いながら旅の企画とリハビリを続けて健康維持をすること。

2年間で2週間分の旅費を蓄え新婚旅行で撮った写真を持って、ついでに博多屋台街、熊本城、湯布院温泉、桜島、阿蘇山、そして宮崎フェニックスの旅をする計画を夫婦で立て、その計画を子供達にも話すついでに墓についても家族で話し合えば良く、年内一杯が期限ならまだ半年あるから問題無いと伝えると「アドバイスありがとうございます」と言われ、もしもの時に備え入会だけして笑顔で帰りました。

金は生きてる時に使ってナンボ

この夫婦に考えて欲しかったのは死ぬ為の準備でなく、生きる目標を持って欲しい事、長年夫婦をしてれば煩わしさもあるだろうけど、居なくなったら寂しい存在ですから今夫婦が揃っていられる幸せと、今でなければ出来ない事に金は使って欲しいと思ったからです。

墓は無くても死ねる

今の人生を謳歌する為に金を使い亡くなった時に金が無くても「11万円」だけ残しておけば火葬と散骨(永代供養墓納骨)までできるし、死後費用さえ確保すれば終幕は勝手にやってきますけど、人生を楽しむにはただ生きてるだけでは叶いません。

77才のご主人にとって2年後の目標は絶妙で最適な期限、その間は健康維持に留意し必要な旅費を貯めるにも丁度いい期間だろうと思います。

また「墓」について本音を言えば無用、どうしても必要なら現役で働く息子達が建立すれば良い訳で老いた夫婦が考えることはありません。旅行に行って墓を建てる資金が無くても問題はなく、まだ墓を建てて無かったのはラッキーで墓への納骨より一部を粉骨に手元に置いたほうが好結果になります。

又いつか来ようね――、を実現するなら銀婚式、金婚式

新婚旅行に行った人なら「またいつか来ようね」と話した記憶のある夫婦が多いでしょうけど、途中で離婚した人以外でも実現した夫婦は殆どいません。

だから「25年目の銀婚式」には子供達を連れて「25年前パパとママが結婚した教会だよ」「新婚旅行で来た場所だよ」と家族で共有するのはとても良い思い出になるでしょう。

また「50年目の金婚式」は夫婦の多くが70代以降ですから50年間の夫婦生活と人生を振り返ってお互いに感謝したり、労わり、共白髪の幸せを実感したり再確認する旅にされると良いでしょう。

勿論、子供達や孫達と一緒の旅でも素晴らしい時間となってくれるでしょう。

「終活」なる言葉が流行り、人生の終幕を考えながら、それを生き甲斐!?かのように過ごす人も増えてるようですが、今の人生、今ある幸せを実感しながら生きるほうが間違いなく大切です。

死後については時間を掛けて行う事などなく「費用」「手続き」「相続」さえ明確にしておけば死後については一切考える事なく生きられ、一切考えなくて良いから今をエンジョイできるんです。

これが16年間で、事前相談した人達の葬式を2,000施行してきた結論です。

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