気付けば67才の齢となり周囲の同年代を見れば、お爺さん、お婆さんが板についた人達ばかり、当然自分もその一人で人生の半分は経営者として生きてきた。
10年後、15年後くらい先は見えるが、この程度は誰でも見ようと思えば見られるレベル、ようするに凡人の域を出ることなく今に至ってる。
経営者として誇れる武勇伝はなく経営者人生の半分は『人』と『金』に悩まされ誇れるとすれば『人に恵まれた事』と『支払いが綺麗だった事』くらいだろう。
『人に恵まれた』
葬儀支援では千明だったから乗り切って来れたし、美容業の時代も、サラリーマン時代も常にサポートしてくれる人がいてくれたお蔭で乗り切ってこられた。
勿論、全ていい人ばかりでなく反面教師もいれば、利用しようとする人もいたが利用される前に縁を切るから問題はないし、俺は利用する価値があるのか思えば腹も立たないし、そんな人は縁が深くならず自然と疎遠になるものです。
『支払いだけは綺麗』
経営者人生の前半15年間は常に人の問題、支払い、資金繰りで悩まされ報酬が貰えない事も頻繁にありましたが家賃、仕入れ業者、給与などの支払いで「待った」した事は1度もありません。
あんしんサポート設立後、個人経営業者なら全て現金仕入れ(納入時点で支払う)業者さんは仕入れ代金を払っている訳で月末締めの翌月末では最大60日後の支払いとなり大変、自分が支払いで大変な思いを経験しているのだから業者さんの事も理解出来る。
相手が法人で締め切り日等設定してあれば相手の事情に合わせ最短で支払ってきました。これを30年間続けてきた事で得られた『信用』が葬儀支援を助けてくれてます。
あんしん館は様々な維持費が必要ですが、2021年家主法人さんがしてくれた一覧
『駐車場は全面舗装し直し』
『屋根の塗装(黒→緑)』
『風除室外側ドアバネ交換』
『待合所天井扇ファン交換』
『屋根排水溝落ち葉除去』
『消防署点検費用』
『駐車場周囲側溝の泥取出し廃棄』その他問題があれば迅速に対応してくれます。
ありがたいですねぇ。
上記だけで数百万円の節約となり支援事業継続の大きな支えとなります。
担当者の方に言わせると
「美容室時代から20年間、弊社では一番長く借りて頂き支払いも間違いないですから、うちも出来る限りの事はさせて頂きます」と笑顔で話してくれました。
よく信用とか信頼と耳にしますが、今回のような関係での信用は『支払い』が大きく作用するようで考えてみれば当然な気もします。
20年間240か月の間、毎月正確に家賃を払い続ける――、当たり前の事を当たり前に続けることが信用に繋がるようです
あと人間性もあるでしょうが特別いい人でなくても普通の人なら良いんだと思う。
何の取り柄も無いけど支払いだけは綺麗に生きて来た事が支援の追い風になってくれ『信用とは無形の財産』なのだと遅まきながら実感してます。
信用は無形の財産
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