》無信仰者の葬式があって当然
初めは何の疑問も感じませんでしたが事前相談する人の大多数は『無信仰』だと言うが葬式は仏式をする人が多い現実に違和感を感じた。
また葬式の話しをすると仏式の宗教儀式が当り前のようになる事にも違和感を感じたが、当時はそういうものだろうと思っていた。
この違和感を本格的に考えた葬式があった。
以前うちで祖母の葬式(直葬)を経験してた40代の人が事故で亡くなった時、金銭的な余裕が無い両親が逝去前に相談に来られた。
友人の多い対象者でしたが脳幹が破壊され長くはないが出来れば友人達と最後のお別れをさせてあげたいと言うものでした。
費用は掛けず友人達と仕事仲間で100名はいると聞かされ『できれば納骨の際に仲間に食事提供できる程度の利益を出す葬式』と考えました。
》前橋斎場の式場使用2時間
》宗教者はなし
》お別れの時間を葬式とする
》香典は受付返礼品も出す
》生花は仲間達が出してくれる
》棺に入れる物は仲間が揃える
我々も初めての経験で会葬者も初めての葬式でしたから、時間が余るのが分り急遽友人達に指示を出したり、自分で話しをしたりでした。
結果「いいお葬式でした」と仲間や家族から言われホッとしましたが、これをきっかけとして無宗教葬式はできる自信が持てました。
結局大半の家族は仏教の信仰があるわけでなく昔からそうしてきたからの慣習による仏教葬でしかなかったのです。
お陰様で今では『無宗教葬』が普通に行えるスキルを持つこともできましたし、お別れの時間がとても充実した葬式の提供ができるようになりました。
信仰もない関心もない部分に多額の費用を掛ける必要はありません。
特定の信仰がなく温かく送れて会葬に来てくれた人にはゆっくりお別れをして貰える葬式なら無宗教葬が一番です。