心身の健康は絶対条件

我想う支援日誌
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何と言っても「心の健康」

障害を持って生まれた人、怪我や病気で身体に障害を持った人はいくらでもいて、最近はパリ・オリンピック出場への予選が世界中で行われパラリンピックも同様、身体的な障害があっても世界を目指して頑張ってる姿は感動させられたり、自分の甘えを再認識させてくれたりします。

出来ない、無理、駄目とネガティブな発想に成り易い代表のひとつが『老化』、もう年だから――、と挑戦もせずに諦める老人も多いですが、何事も、どんな人でもいつか出来なくなり、望まなくても、いつか必ず終幕を迎えますから、その時が来るまで自ら諦める必要はありません。

自分より弱い人に優しくなれる心と気力

俺は大変、私は辛いなど、自己中心的な発想より自分より弱い人達を自然に労われる慈愛の心も、決して忘れてはならないもののひとつ、それが心に余裕をもたらしてくれます。

今年70才を迎える2024年4月現在、電話が入れば動くしかない365日・24時間体制の葬儀支援を現役で担当してますから、葬儀支援は70才までは出来ると断言でき、当方が依頼する石屋さんは82才で現役、僕もあと12年は頑張れるかもしれません。

事前相談や葬式の中で一番驚かれる事が多いのは、金額でも内容でもなく、僕の見た目の印象、話しの流れで年令の話題になると結構年上だと思った人が年下だったり、同年代だったりで「俺、古希だから今年70才なる」と伝えると「えーッ!」と驚かれるのが普通です。

長年生きてれば持病もあり「糖尿病」「脂肪肝」そして「癌体質」、糖尿病は10年以上前からで、最初は靴を履くと中敷きがシワシワになってる感覚があり「この靴は駄目だ」と言ってましたが、それも糖尿病の症状のひとつだったようで、今ではいつでもその感覚が足裏にあります。

食べ過ぎないよう「オゼンピック0.5ml」を週1回自分で注射、脂肪肝は「ロスバスタチン2.5mg」を毎日1回飲んで2カ月毎に血液と尿検査で凌ぎ、先日担当医が変わり眼科で検査するよう言われ、5年前の胃癌摘出から半年毎の内視鏡から1年毎に変更したので5月には胃の内視鏡検査です。

髪も染めず、ナチュラルグレーヘアで上下黒の服装、一切の若作りはしてませんから、言動も含めた全体的な印象が若く感じられるのでしょう。そこで事前相談や葬式に来られた60代以上の人達を観察すると、若く見えたり、老けて見えるいくつかのポイントがありました。

話しのテンポが速い

女性は60才以上でも会話のテンポが速く、老人男性は返答までのタイムラグじかんさがあり会話も遅い人が多く、逆を言うと会話がポン・ポンと繋がる男性は若く見えるし自ら「老人だから」のネガティブ発言もしません。

搬送後は「打合せ」「死後手続き」など伝える内容は多く、且つ個々の家族毎に違いますから、家族構成や内情確認すると瞬時に伝えるべき点を頭の中で整理して話し始めますが、手続きの話題になると2時間ほど掛かりますから、のんびり話してる訳にいかず、とにかくひと通りを話します。

これが言語中枢の訓練を日々してるようなもの、人の名前を筆頭とした固有名詞が出て来ない事も時々ありますが、それでも使い続ける事で老化を遅らせられてると思う。

テキパキした動作

死後は病院等へのお迎えから始まりますが、数か所の病院で「手際が良いですね」と言われた事もあるのは少数精鋭の成果、ただ人間は突然機敏に動けませんから、普段から早歩きを意識したり、サッサと確認するテキパキした動きは、忙しい病院にとっても好ましいはずです。

そして決断力

「受ける」「受けない」、「出来る」「出来ない」、「やる」「やらない」など、利用者や業者への返答は即答が基本、迷いは好結果に繋がりませんので理念・信条・目的に準じます。事前相談の中で法律の知識が必要と分れば、全て事前に調べたり知識を得たりしておくことで即答できます。

空いた時間があれば、ダンボールを片づけたり、3時間以上空けば散骨に行ったり、車両整備に行ったり、墓閉じの場所と確認に行ったりと「今なすべき事を後に延ばすな」を実践、執筆やブログは夜でもできるから、相談、打合せの言語で左脳訓練、ブログを書く事で右脳訓練になるはずです。

全ては日々訓練

搬送中は依頼内容の確認、可能なら火葬予約、これからの流れも確認、仕事柄外食も多くメニューで迷わない事も敏速な思考訓練のひとつ、我々の年代は老化速度を落とし、いかに現状維持させるか、2人しかいませんから労働、企画、制作、経理、決算、各行政など全て自ら対処する事が老化防止となる。

加齢は当然、老いは自分次第

若く見えようが、老いて見えようが年齢は変更できませんけど、若いか、老けてるかの印象は自分次第、その大前提は自身の発想が老け込まない事、まずは精神的に老け込まない事でしょう。

自分を老人と意識したら一気に老けるから年齢は意識せず、かといって無理な若作りは老人と意識してるのと一緒、意識するのは「清潔感」ゆえに毎朝のシャワーは年間通してのルーティーンです。

それと先に書いた「今なすべき事を後に延ばすなの実践」と「新たなことに挑戦する意欲」、人生100年時代と言われる今、80才でもまだ20年生きられる可能性があるなら、その20年で人生でやり残した事、したかった事に挑戦してみませんか? 今が60才なら、これから40年もあるんですよ。

人生の終幕は改めて考えたり意識しなくても勝手にやってくるもの「死」を考える必要はなく、死後費用等の不安だけ解決しておけば良く「今日を精一杯、楽しく生きて明日に繋げる日々」を過ごしてみませんか?

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