仕事の生き甲斐も様々

我想う支援日誌
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経営者人生を歩いて35年、地域一番店になった経験もあるけど、会社を大きくしたいとか、地域一番店になりたいと思った事はありません。ってゆーか、過去に同業者の動向を気にした事は無いんじゃないかなぁ。

美容業の経営者になった35年前、美容室のトレンド流行は女子高生と騒いでましたが、僕が狙ったのは40代に突入した団塊世代、白髪が出始める人達へのヘアカラー、前職が美容室経営指導だった事もあり、美容室はパーマでなく、カラーとカットが主流になると思ってたからです。

ホテルの婚礼美粧では、当時の結婚式費用が400万円、この高額な結婚式は絶対続かないと低料金の結婚式を想定、当時最低20万円~のドレスレンタルを(ドレスレンタル・全小物付き・化粧。着付けで8万円)と提唱、その結果1軒のホテル支配人と対立し撤退、数年後そのホテルは閉鎖しました。

葬儀支援も葬儀屋とは似て非なる存在ですから、ど素人で開設した16年前当時から、業者目線でなく、家族目線、それも余裕の無い層の家族目線だけ貫いてきましたから、葬儀屋の動向は全く気にした事がありません。

業界の中で有名になりたい、企業化したい、そう考える経営者が大半なのは嫌というほど見ており、勿論、それを実現した素晴らしい経営者もいらっしゃいますけど、一時は威勢が良くても今は影も形も無い会社のほうが多数、これに対し当時から小さな事業だったけど、今も細々と経営しておられる方は多いです。

個人的な感覚ですが事業の最大目的は『継続』であり、今回の本にも書きましたが、幼少期から商才に長けた祖母に育てられ、商売で大事なのは「儲け」でも「金」でもなく「信用」と「人間性」との教育を受けてきた人間ですから、その辺りも大きく影響しているのでしょう。

商売や事業に限らず、生き甲斐の在り方も様々ですから、自分と意をともにする家族や仲間と生きるのがベター、問題は生き甲斐の違う配偶者や家族との過ごし方、自分に生き甲斐があるように配偶者も生き甲斐はあるはずですから、それを尊重した生き方をすれば良いと思う。昼間は各自の生き甲斐を優先、夜は家族の時間を中心とすれば良いだけの事です。

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